toe

easylovebaby2007-11-25

同志社の学園祭でtoeを見る。メンバー全員がドラムの方を向いて演奏していたのが印象的。全員シンコペーションうめー。客の盛り上がりはさっぱりだったが、素晴らしい演奏でした。全員メガネで下向いて演奏してそうなイメージだったが、実際はガッツと体力ありそうなカッコイイひとたちだった。

木村カエラ/Scratch全曲レビュー

誰に向けるでもなく綴る。

  1. L.drunk
    一聴するとジャングリーなパンク風。が、実際は(恐らく)ダウンピッキングで弾き倒しているであろうギターとベース、前のめりなリズムがスピード感と停滞感を同居させるドラム、おもちゃっぽい雰囲気を出すマリンバなど、各パーツが組み合わさるとあら不思議、高度な演奏力に裏打ちされた人力ドラムンベース

  2. Magic Music
    ライナスオブハリウッド作曲。やや重めなギターと変拍子気味なリズムがなんともとっつきにくい。ライブとかでみんな拍とれるんだろうか。

  3. Snowdome
    前半のハイライトかつアルバム中一番の聴き所。ビークル見直した。PVの可愛らしさも相まって、デビュー以来の木村の最高傑作であることは疑いもない。歌詞については、大雑把にいうとデビュー直後は「世界対自分」という構図で内面を語る歌詞一辺倒だった木村が「YOU」で他者に語りかけ、その完成形としてこの曲や次の「ワニと小鳥」がある感じ。

  4. ワニと小鳥
    後悔とすら呼べないほどに後ろ向きなテーマ。木村のエモーショナルな歌唱に反して、nirgilisによるトラックは特に印象に残らず。なんかの映画で、似たようなモチーフのがあったような気がする。

  5. dolphin
    椎名林檎ないしCocco的な和製グランジ歌謡。日本海の荒波をバックに歌いそうな感じ(松村和子的な)。最後の転調はハッピーエンドっていう解釈でいいんだろうか。

  6. sweetie
    farrahのJez作曲。前曲との対比でハッピーな雰囲気と思いきや、またもや後ろ向きソング。木村の歌唱がたまに持田香織っぽい瞬間がある。箸休め的な位置づけ。

  7. きりんタン
    トライバルな四つ打ち。アイゴンがポップな曲書けないことが露呈。いや、書けるんだろうけど、日本人受けしないんだと思う。歌詞も迷走気味。この曲に限らず、ハイスタのひとのドラムはなんでこんなにダメなんだろう。何も考えてないんじゃないだろうか。

  8. Scratch
    toeを全面に出したほぼインスト。ピアノのフレーズは木村が弾いたというのはどこかで言ってたが、ライブのオープニングでも実際に木村ピアノからスタートしたのはゾクっとした。本当はシーケンスだったとしても、とても美しい絵面だと思う。

  9. Swinging London
    残念なまでのジェリーフィッシュパロディ。これだったらパフィーみたいにはなっからカバーにすればいいのに。木村はジェリーフィッシュ知ってるんだろうか。

  10. never land
    隙間の多い平歌部分からシューゲイザーっぽいサビへの移行が美しい。コンパクトないい曲だと思う。

  11. TREE CLIMBERS
    性急なリズムのポストパンクっぽい曲。録音がボヤっとしてて残念。どことなくワイヤーみたいな雰囲気(気のせい)。

  12. JOEY BOY
    ピコピコしててややグラム風。ジグジグというかZOLAR X的な宇宙ロケンロール。でもコード進行はグッと来る。

  13. Ground Control
    またしてもfarrahのJez作曲のチープでかわいらしいギタポ。シンプルな構成と英詩によるいい意味で薄味な曲。アルバムラストらしいやり逃げナンバーで、最後にこれをもってきたのは大正解だと思う。



    長い割に大したこと書いてないな。しかもあんまり褒めてない。でも良いアルバムだと思う。あと、「Snowdomeの歌い出しが渚のバルコニーのパクリ」とかバカじゃねえの。

    Scratch

    Scratch

今年のマイブーム

アメリカのハードコアパンクをたくさん聴いた。アメリカにおいては、ポスト・ハードコア≒プレ・オルタナであるという今更な事実を改めて認識した。ヘンリーロリンズとかイアンマッケイは両方に足つっこんでるしね。特によく聴いたのはブラックフラッグ、ワイパーズ、スクリーム、ボーンアゲインストなど。

今年買ったマンガ

マンガは当たりが多かったと思う。特にヤンアニの健闘は素晴らしいの一言。波はあるがやっぱおもしろいDMC、期待を裏切らないクオリティの3月のライオン、安定した面白さのホーリーランドやセスタス、気持ち悪さ爆発のキミキスなど。

新連載ものでいうとギャラクシー銀座がダントツだったかも。タイム涼介の新刊が出たのも感慨深い。あと印象に残ったのはキミキスの気持ち悪さ。

今年買ったアルバム

LONGTAIL SPANGLE

ヤマジカズヒデ ソロ BOX SET 3枚組

Fabric 36

Scratch


木村カエラはこのアルバムがピークになりそうな気がする。根拠はないが。それくらい良いアルバム。
リカルドは音圧のない不思議な感じ。初めてベーシックチャンネルを聴いたときの「音小せえ!」感のような。
ヤマジカズヒデはバンドより良いと思う。1stは持ってたがボーナストラックがあったので許す。
ロングテイルスパングルはセンス良すぎなひとたち。ブリーダーズとか好きそう。